現在婚活をされている方で、婚活をする理由のひとつとして『老後の経済を安定させたい』ということを上げている人は多いことでしょう。
今は仕事をしていても、リタイア後に安心して生活をするためには、一人だけの収入より二人分ある方が安心ですし、もし、病気などで倒れた時もフォローしてくれる人がいる方が心強いでしょう。
65歳以上で『NINJA』にならないために
結婚をすることで、経済的に安定させたいと思うのは悪いことではありませんが、いつできるか分からないものにかけるよりも、まずはご自身でできる限りの老後の備えをしておくことが必要です。
老後の頼りの年金も年々支給額が減り、開始年齢も高齢化に伴って引き上がっている状態です。今行われている制度が、ご自身が対象年齢になったときに続いている保証はありません。
現状の日本では今後65歳以上の『NINJA』が増えるといわれています。
『NINJA』とは、「No Income, No Job or Asset」の頭文字を取った言葉で、収入も仕事も資産もない人のことを指します。
このような状態にならないように、働ける年齢のうちにしっかり備えておきましょう。
もらえる年金を確認しておく
年々変わる年金制度ですが、それでも老後の収入の基盤になることに変わりありません。誕生月にとどく年金定期便で、現在の積み立て額と支払われる予定の金額をチェックしておきましょう。その金額が、毎月最低限生活に必要と想定される金額とどのくらい不足があるのかということを確認し、貯蓄計画を見直すようにしましょう。
マイホームか賃貸か
老後のことを考えるのに、住むところの確保ができているか否かで安心感が全く違います。マイホームをすでに購入している方は別として、現状賃貸にお住まいの方は、このまま賃貸なのか中古物件を購入するのかで迷っている人も多いと思います。
毎月出ていく家賃を支払い続けることが良いのか、思い切って中古物件を買っておくのが良いのか、ご自身の貯蓄や収入と照らし合わせて決めましょう。
マイホームを購入したとしても、それで終わりではなく、10年単位で修繕が必要だったり、マンションの場合は月単位で管理費、修繕積立金が必要になります。
それぞれ、毎月のランニングコストがどのくらいになるのか、ということをしっかり調査しておきましょう。
定年後も働ける職をみつける
定年までにまとまった貯金が難しい場合、定年後も働けるようなスキルや副業を身につけておくと安心です。さらに働かなくてもある程度の収入が得られるように、投資などで副収入源があるとさらに安心です。
毎月、年金+仕事+副収入で生活ができるようになれば、貯金はいざというときのために残しておくことができます。
シニアになっても働ける仕事は数多くありますので、今のうちに興味のある仕事のスクールなどに行って、スキルや資格を取得することをおススメします。
一度ご自身のライフマネープランを見直し、できることから始めてみてはいかがでしょうか。